せいれい乳児院の窓から 第125号

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 2月12日に新乳児院に引っ越しました。1月は引っ越しの準備に追われ、2月は8日から10日の間で外部からの応援を頼みながら大量の荷物を移動し、慌ただしい時を過ごしました。11日まで古い建物で生活し、12日にいっせいに移動して新しい建物での生活を始めました。食事づくりや布団・衣類の準備など、不備がないように注意しながら段取りを立てました。移動は、職員が子ども17人を抱っこして、無事引っ越しました。
 生活の場所が変わることによって子どもたちが不安を感じないよう、気をつけて見守りました。引っ越し当初、子どもたちは明るく広く暖かいお部屋で、うれしくてはしゃいでいるように感じました。1日の生活の中で、一番大きく変わったのは寝る時です。これまでの一人用ベッドから、一人ひとり布団をしいて休みます。1室で一緒に休みますが、朝早くに起きた子が動き始めると、職員はその対応に追われます。大人の手が多く欲しいところです。新しい生活様式が落ち着くまでしばらく時間がかかると思いますが、大人より子どもたちの方が新しい環境になじむのが早いように思います。
 現在、古い建物の取り壊し工事中です。長い間使ってきた建物に感謝です。跡地には9月に愛児園の4ホームが完成する予定です。                           (院長 中村秀人)

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