せいれい乳児院の窓から 第128号

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 「もうはや12月!」という言葉がついて出ます。時間が経つ早さを感じています。新しい乳児院が完成し、その中身づくりをといろいろ考えてきましたが、思っていたことが十分になし得ず、少し心残りの師走を迎えています。
 小規模ケアを充実したいと3ユニットの養育体制を始めました。子どもたちを単に少人数グループに分けるだけではなく、落ち着いた雰囲気の中で、子どもたちの気持ちがより安らぎ安心して過ごせる生活を作るためにどんな工夫をすればよいのか。生活の中に小規模ケアだからこそ可能な細やかな配慮を盛り込んでいくこと、その配慮が生活の流れの中に根づくことを目指して、引き続き取り組んでいきたいと思っています。
 11月上旬にRSウィルス感染症がまん延し、ほとんどの子が罹りました。子どもたちに症状が順に現れてくる間、職員は看護と保育に大わらわでした。2歳までの間にほぼ100%の子どもが感染すると言われていますが、あらためて感染力の強さを体感しました。現在、子どもたち全員元気です。
昨年に引き続き、クリスマス会は保護者の皆さんを招待せずに、子どもたちと職員とで開きます。子どもたちが演じる天使の行列やサンタさんからのプレゼントなどで楽しく過ごします。保護者の皆さんには後日写真でお伝えします。
 クリスマスとお正月が、人との交流を通して心温まるものになるようお祈りします。
                               (院長 中村秀人)  

せいれい乳児院の窓から(PDF)

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